ふじみ野市の一級建築士事務所

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時々まちづくりへ

時々まちづくりへ

設計監理の実務をしながら(特に株式会社80%経由で)時折やってくる地方都市のリノベーションまちづくり事業。

今回は、関空のある大阪府泉佐野市から2日間の「つばさ通り商店街リノベーション実践塾」という実践型イベントにお呼び頂き、頭と身体をフル回転しつつ、一講師として参加させて頂きました。

いつも面白いのが、必ず僕と同じ様に、建築設計事務所を営んでおられたり、組織事務所にお勤めされているような方が数名おられ、これからの「建築士のあるべく姿」を模索している中での参加、みたいな参加者がおられること。規模は小さくとも種蒔きから刈り入れ収穫し、継続していくプロセスを全部網羅していく大きな流れの中で、よりお施主さんや事業主さんとの主体的な関わりが求められていることを肌身に感じておられるのか、と思います。(僕自身そうですし)

僕は耐震やデザインも勿論の事、特に高性能な省エネ性を持った住宅を始めとする木造建築を設計することに重きを置いている建築士ですが、このエリアリノベーションのまちづくりをしている時も、結構そのことは頭の中に働いていて、場を生み出すときはできる限り、人間が扱う場としての望ましい生活環境を提案すべく励んでおります。

今回のこの実践塾は2日間という限られた時間の中で、事業計画(エリア調査・分析、コンセプト、地域課題設定、解決法、プロセス、プラン設計、収支計画、テナントプレイヤー設定、スキーム等)を練って完成させてきましたが、最後に空き店舗所有者の方へのプレゼンを行った結果、大変喜んで頂けまして、チームを組んだ皆と喜びを分かち合いました。

個人的には、チームビルドと作業分担、総合的なプレゼンへの落とし込みが課題でしたが、実案件かする勢いに入って2日間が終わったことを考えるとなかなか良かったのではないか、と思います。

時々お話があるエリアリノベーションによるまちづくりですが、建築士として、職能を発揮するには最適な場であることが毎回良くわかります。いつもの設計監理業の延長で、能力をフルに発揮できる。

苦しい時もありますが、ベース楽しみつつ、未来のまちづくりを担える手法だ、と毎回参加させて頂いて思っています。

関空近くってことで、人数的には少なくなってきたコロナ禍故に人の流れは出てきた模様。新しい生活様式をもっと生み出していかねば、変化していかねば、特に住環境を良くしていかねば!と思う次第です。

 

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