川越の一級建築士事務所

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maaoについてABOUT MAAO

 

まぁお と読む 一級建築士事務所 です

Makito Araki Architect Office の頭文字を取っています

 

 

豊かな生活って何だろう?

幸せな生活って何だろう?

 

 

連日様々な社会問題を見聞きする中で、最近はよくそんなことを考えたりしています。

 

概要として、新築住宅は「耐震等級3、冬期の早朝無暖房で室温18℃を下回らない環境」をmaaoの「基本設計条件」としております。快適な住まいに至る基本性能として、強くお勧めしている仕様となります。

 

さて、

 

まちなかで目にする2023年の住宅事情ですが、まだまだ冬寒く、夏暑過ぎる建築を築き続けている現状が広がっています。

2022年も、自分の中でも結構ショッキングな出来事がありました。完成間近の住宅物件ですが、内容に疑問・不安な点が出てきているので、第3者建築士として見て欲しい、との調査ご依頼です。

竣工間際の現場を見たり、図面や施工写真を拝見させて頂きました。そして、悲しみと、怒りと、情けなさと、幾つもの複雑な心境を頂きました。

その会社は高性能なエコハウスをHP等で数値的にも大々的に謳っていて、結構な棟数を全国規模でおこなっているパワービルダー。気密試験も行なって性能確認もしている状況です。

 

が、

 

施工が杜撰(ずさん)で、手を抜いた所、技術・知識不足が多く、納まるべきところも納まっていない。ご依頼くださったお施主さんご家族が本当にかわいそうになり、施工者側にはプロの仕事とは言えない状況に、苛立ちを覚えました。まだ竣工していない状況もあり、大変厳しい言葉になってしまうのですが、アレコレと是正・やり直しした方が良い旨をレポートでお伝えさせて頂きました。

 

 

さて、

 

 

僕の事務所のある埼玉県川越市は、省エネ区分「6」地域ですが、目に映る現場のほとんどがHEAT20のG2レベルにも至っていない状況が続いています。恐らく、設計時に温熱環境のシミュレーションされていないのが、大きな一因かと思います。高性能住宅とは言えない、言葉だけを使用した宣伝文句や数値表記。でも実際は、無冷暖房では暑い夏や寒い冬を越せない仕様・・・。

今後もぐんぐん温暖化していく地球において、日々の光熱費は嵩んでくる。かたや、新築・改修時に断熱性を上げて性能向上した建物は、イニシャルコストはかかっても、その後の光熱費は抑えられかつ「快適性」は担保された生活が可能となります。その「長期的コストで見た事実」に気がついていない方が実に多いと思っています。

 

業界的には2021年4月から「省エネ住宅説明義務化」が始まりました。

説明義務化ですので説明すれば良い。別に断熱性を高めたりしなくても、今まで通り一才何も制約がない・・・

でも、

東北芸術工科大学竹内昌義教授東京大学大学院前准教授を始め、業界の良識ある実務者、企業、研究者・・・多くの皆さんの力で、ようやく2025年に省エネ義務化が進み、法整備が進んでいる段階に入ってきました。

2025年って、まだまだ2年後。。。いや、既に国内でも多くの実務者の皆さんが、その動きの中で高性能住宅を日々築かれています。

 

が、

 

様々なアンケート結果から「冬暖かく夏涼しい快適な暮らし」を求める声が高く、逆を言えばそのような環境を築けていない実態が浮き彫りになっております。

 

今やyoutubeなどにより情報が広く開かれ、知りたいことを容易に検索できるようになりました。しかしどんな計画も、置かれた敷地、環境、特性などによって、状況は全然変わってきます。標準仕様は作れても、より良い環境は、基本的には1つ一つの最適解を求めていくことが何より大切、と思っています。

 

maaoは、

事務所スタートからどちらかと言うと、既存改修などをより多く設計・監理させて頂いております。住宅、保育園、放課後等デイサービス、作業所、店舗等々、様々な設計監理に携わらせて頂いてきました。また、現場作業も好きだったりするので、お施主さん、事業主さんと一緒にDIYなどもしたりします。でも、2022年中頃から少し状況が変わってきています。高性能住宅を求める方が、maaoへご相談に来られるケースが少しずつ増えており、意識変革の状況を目の当たりにしております。

 

住宅を「買う」のではなく「育んでいく」ことにより主体的に建築工事にも携わって頂き大切な家族のように、生み出される住まい、場にも、愛着を持って頂けたら良いなぁと思っており、プロセスを楽しんで生み出していきます。

 

リノベーションにより、820万戸を越えてきた国内の空き家事情にストック活用に注目が集まっていますが、一概に工事工程は容易ではありません。

 

リノベーションは難易度は高いことが多い。

初期調査を行い、実際に少しずつ、様子を見ないと実際に工事に進むかどうかはわかりません。例えばまずは、インスペクションや耐震診断で状況を確認していきます。

 

住宅計画を考えておられる皆さんに、ぜひ、使って頂きたい言葉があります。

 

「で、このプランで冬場の朝、無暖房でどのくらいの室温になりますか・・・?」

 

先進諸国から遅れをとること10年、20年、いや30年。日本の住環境、特に高性能住宅については、日本は2050年脱炭素化社会に向けて大きく舵取りが変わりました。Q値、Ua値、C値・・・数値的にしっかりとした基準が日本にも確立され、施工され続けており、日々、実務を通じて研鑽を積んでおられる素晴らしいビルダーの方も増えております。(オススメの全国の優秀なビルダー・設計事務所資料はコチラ

 

ただ、気をつけて頂きたいことは、これらの数値が優秀であっても、実際の室温が設計時(シミュレーション)と全く違い、高かったり低かったりする、という事実です。身近な言葉に翻訳されていない住宅を生み出し続けた責任は我々建築に携わる者にありますが、もう、この流れを変えていかなければいけない。大切な住まいと地球のために。

 

当たり前ですが、1件1件、建物は性能が違います。その土地のその環境でその建物ならではの設計を行い、建設前にシミュレーションにより状況と結果を分析・修正し、実際に建ててからもその結果を調査していく。ここで初めて、納得のいく住環境が生まれる、と思っております。

 

自ら設計事務所を始める前に、ディテールを間近で学ぼうという理由で、ゼネコンで現場監督を務め、その後、設計実務を学んでから、自らの歩みを始めた建築士として、これまでに多くの耐震診断及びインスペクション、実情に応じて耐震補強・断熱改修、設計監理などをさせて頂きました。そのひとつひとつには反省点も多くただただ感謝しかありません。

 

生み出す建物、利活用する建物が、次の時代までずっと「いつまでも愛され続ける」ために。実際にそこで生きる時間が、幸せに至る時間になるように。

 

技術と信頼で一つひとつの場を築いていけるように、まずはゆっくりと話しながら、望ましい方向を一緒に計画して参りましょう。

 

 

荒木牧人についてABOUT Makito Araki

一級建築士荒木牧人
    1974年 埼玉県ふじみ野市生まれ
    1997年 三光建設株式会社
    2007年 株式会社柳井設計
    2013年 荒木牧人建築設計事務所 開設
    2014年 川越市大手町へ事務所移転
    2018年 川越市連雀町に事務所移転 maaoへ改名
    2023年 ふじみ野市福岡三丁目に事務所移転

加入保険

  • 建築士賠償責任補償制度(けんばい)
  • 既存住宅状況調査技術者団体賠償責任保険
  • 賠償責任保険(DIY/三井住友海上)

使用CAD・アプリケーション

  • VECTORWORKS 2023
  • JW-CAD
  • 建物燃費ナビ
  • ホームズ君『構造EX+伏図+許容オプション+wallstat』
  • ホームズ君『省エネ診断』エキスパート+パッシブ設計
  • ホームズ君『耐震診断Pro』

業務についてABOUT BUSINESS

  1. 建築設計監理
  2. 木造耐震診断・インスペクション(既存調査)
  3. 建物定期調査(建築物)・定期検査(設備)
  4. ワークショップ企画・DIY補助
  5. エリアリノベーション 講演・講師
  6. 移動式駄菓子屋  すいすい(GOOD DESIGN AWARD 2020
  7. 空き家再生・コワーキング運営管理(株式会社80%
  8. 水辺再生(ミズベリングKAWAGOE

アクセスマップACCESS MAP

maao
〒356-0011 埼玉県ふじみ野市福岡3丁目5-19 江戸屋文庫蔵2F
登録番号:一級建築士事務所 埼玉県知事登録(3)第10581号 TEL:080-5543-2491

最寄駅:JR埼京線南古谷駅より徒歩27分(2.1km)

目印:福岡河岸記念館

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