旧大工町長屋2
旧大工町長屋1と幅1m程の隙間を開けて隣接する昭和30年代築の木造2階建三連長屋のリノベーション。元々は骨董品屋さんや、着物の染め物屋さん、古物商さんが営まれていたが、コチラもシャッターが閉まったまま眠っていた(実は真ん中の空き家だと思っていた場所は人が住んでおられた!)。2017年秋、古物商だった場所へ、川越発となる「コワーキング・スペース」を作るべく、株式会社80%がほぼDIYでリノベーションを行う。川越市産業振興課主催のまちあるきイベントの第2回には、セルフリノベーション・コースというコースが組まれ、DIY作業に加わってくださった。その経緯は コチラ に詳しく(ゲストハウス ちゃぶだい 女将エビちゃんのブログ)。
屋根・電気・設備・建具等、プロに任せる部分はお願いし、それ以外は自らまた連日、手伝ってくださる方々により、再生していくプロセス共有型計画により、コワーク は2018年2月3日完成。嗅覚の鋭いノマドワーカー中心に、オープンと同時にほぼ8割の会員を集める。24h365日稼働するコワーク は月極会員のみによる構成で、利用率・稼働率を見ながら、会員を継続して募り、3ヶ月後にはキャパシティーMAXの13名が集まってくださった。
三年長屋真ん中にお住まいだった方との関係性も築け、ファサードのDIY工事をさせて頂きつつ、最後の1区画も「連雀町たむら」という小料理屋として再生完了。ほぼ全て空き家だった長屋群が命を吹き返したのが2020年8月中旬のことである。
飲食 すずのや 鈴木豪
建築士(構造) maao 荒木牧人
不動産(財務) 川越ホーム 松ヶ角尚人
建築士(デザイン・施工) coto 田中明裕
先人をリスペクトしつつ異業種チームが動き、楽しく場を再生していく。