無料耐震診断相談会

無料耐震診断相談会

少し前になりますが、市内の建築指導課が広報にて市民の皆さんに対して呼びかけた「無料耐震診断相談会」の相談建築士として建築士会会員の立場でご協力させて頂きました。

3件のご相談を担当させて頂きましたが、どの物件もなかなか厳しい数値となりまして、構造評点として1.0以上が、倒壊しない安全側であることから、その数値まで補強設計を進めた形での資料をお渡ししつつアドバイスをさせて頂きましたが、実際に改修工事に進まれるかどうかは、相談者さんの事情によりますので、どことなくスッキリしない感が残りました。丁度、熊本地震後の相談会でしたので、複数回の地震における被災時の危険性や対応の仕方、建築基準法における耐震性が、大地震・複数回の揺れには対応していないことなどの注意点も含めて、ゆっくりお話しさせて頂きました。

後日、その中のある方は更に、診断をもう少し詳細にしてもらいと、市の補助を適用して現地調査を含めての耐震診断を再度行い、生活動線や間取り、将来性等と照合させた耐震補強方法をアドバイスをさせて頂きました。

改めてこう言った「できる備え」や「心構え」は重要だと再認識すると共に命を守る活動であると実感した次第です。

 

埼玉・川越において建築設計・監理を中心に業務しております。建築とはその時代の技術・文化・思想・情勢の指標として世に生み出されて佇みます。「地球温暖化による環境変化」「少子超高齢化社会」「再生可能エネルギーへの転換」等々、多くの解決すべき課題、現実を受けての実践となっておりますが、国勢シュリンク(縮小)期を迎え、どこかしらギスギスしがちな社会に向かっている気が致します。特にSNS等、ネット情報化が進む社会において、プラスマイナス双方の影響が見え隠れしており、聞いたこともないような状態が次々と起こっております。そのような中、一人の赤ん坊が周りの人々を笑顔にするように、業務を通じて関係者や周辺の方々、環境、風土、社会に寄り添うような、緩やかで楽しい関係性を築いていくことができたら、と思っております。ふと目を移すと、国内には遊休不動産、いわゆる「空き家」の数が820万戸を優に超えるという状況となっており、これらの再生や活用も重要な業務となっております。新築・改修・再生ともに特に構造的な「耐震性」、建物のデザインのみならず、基本的な住環境性能と健康を意識した「省エネルギー性」、その土地特有の「地域性」を強く意識した活動を行って参ります。また、川越には現代に残る多くの歴史的遺産が多数ございます。日々その歴史の一端に触れつつ、世代を超えて「愛され存在し続ける建築・場」について、追求・実践して参ります。